赤螺 あかにしのなかま

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	赤　螺 （あかにし） 生きた２枚貝を襲って食べてしまうところが、 潮干狩場なんかで嫌われる理由となるけれど、 赤螺だって食べてみると感動ものの美味しさ。 栄螺より癖が少なく食べやすいと思うけれど、 赤螺の名前では売り難いのか、栄螺の名前を 騙って、串焼きになって売られていたりする。 大きくてぶ厚い立派な殻を持ち、その風格は 他の貝を圧倒している。

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	薙刀酸漿 （なぎなたほおずき） 低潮線近くの捨石などに産みつけられている、 赤螺の卵嚢。酸漿と同じ要領で中身を出して 噛むときゅっきゅっと鳴るので、海水浴場の お土産として売られていた。いわゆる海酸漿 だけれど、薙刀酸漿よりずっと大きくて丸い 天狗螺（てんぐにし）の海酸漿の方が人気は 高かったようだ。でも、天狗螺は既にいない。

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	疣　螺 （いぼにし） 岸壁なんかに貼り付いているのを剥がすと、 粘液が空気に触れて淡く赤紫に色が変わる。 この粘液のおかげで、食べると苦いような 辛いような味がある。好きな人にはそれが こたえられないとか…。磯での印象が強い けれど、こんな東京湾の奥にも棲んでいる。 赤螺よりもずっと小さいけれど、さすがに 赤螺の仲間で肉食性。牡蛎や富士壷などを 襲って食べてしまう。

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