運河のいきもの／ばかがいのなかま

馬鹿貝ばかがいのなかま

	潮吹き（しおふき）引き潮の時に熊手で軽く広く浅く砂を掻くと、コツっと当たったとたん、ぴゅっと潮を吹く。浅鯏と違って砂を吐かないので、潮干狩では人気が無いけれど、下拵えに手間をかければ美味しく食べられる。手間を惜しまなければ、浅蜊よりたくさん採れるので、人気者になるはずなんだけどな…

潮吹き（しおふき）引き潮の時に熊手で軽く広く浅く砂を掻くと、
コツっと当たったとたん、ぴゅっと潮を吹く。
浅鯏と違って砂を吐かないので、潮干狩では
人気が無いけれど、下拵えに手間をかければ
美味しく食べられる。手間を惜しまなければ、
浅蜊よりたくさん採れるので、人気者になる
はずなんだけどな…

	馬鹿貝（ばかがい）店頭では青柳（あおやぎ）の名前でお馴染み。だらりと足を出したままで殻を閉じ、挟んで切ってしまったりするところがその名の由来。あまりと言えばあまりの命名だけど、愛嬌があると言えば言えるのかも…。