魚 そのたのさかな

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	真穴子 （まあなご） 運河の近く羽田沖と言えば穴子釣で有名な所。 運河にもいるかも知れないな…と思っていた けれど、何とか姿を見つけることができた…。 その名の通り泥底に穴を掘って潜んでいる魚 だから、埋立も一段落した昨今、運河の底も それなりに安定し始めたと言うことなのか…

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	白子鰻 （しらすうなぎ） 目黒川や呑川でも鰻が見つかると言うことは、 その入口の運河でも鰻が見つかると言うこと。 でも目黒川や呑川に入り込んだものは、まだ 良い方なのかも知れない。この写真のものは よりによって雨水溝の中へ入ろうとしていた。 遥か南洋で産れ、やっとのことで辿り着いた 先が暗渠の雨水溝かと思うとやりきれない…。

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	楊枝魚 （ようじうお） 枯れ枝がたもに入ったので捨てようと思って、 見たらつんつん泳いでいたので驚いた。よく 見たら、竜の落し子の様な顔と、小さな鰭が ちゃんと付いていた。なるほど、首を曲げて 尻尾をくるくる巻けば、竜の落し子と言って も通用するかもしれない。痩せてるけど。 この魚がみつかったということは、運河にも 藻場があるということになるのだろうか…？

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	柊　魚 （ひいらぎ） 植物のヒイラギを「柊」と書くからといって、 「鮗」なら魚のヒイラギかと言えば、それは 誤りで、コノシロである。それならば魚類の ヒイラギはと言うと、「柊魚」と書くらしい。 沙魚釣りの外道として釣れることはまず無い けれど、から揚にしたりするとかりかりして 美味しいらしい。

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	魚暑 （しいら） 魚偏に暑でシイラ。大きな目と口に茶褐色の 横縞が何本も入った姿が、おどろおどろしい。 けれどこれでもほんの子供で、大きくなれば ２m近くになる。表層に暮らす魚で、幼魚は 流れ藻の下なんかに集る習性があるとのこと。 それらと共に湾奥まで流されてきたのだろう。

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	鮎 （あ　ゆ） 目黒川でも鮎の遡上が観察されると言うから、 運河で鮎が見られても不思議ではないけれど、 実際にその姿を見ると、やはりいたんだなぁ と感慨に耽ってしまう。何と言っても清流の イメージの強い魚である。ちなみに東京での 解禁は例年６月１日頃。例え運河と言えども 解禁前に採取することは御法度なので要注意。 アユと言えば浜崎橋なんて橋も近いな…って これは関係ないか…。

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	白　鱚 （しろぎす） 江戸前の天麩羅の種としては、白鱚もやはり お馴染みの存在。色白で如何にも優しそうな 見かけをしているのに、釣れた時の手応えは 真沙魚よりも力強く、竿先を激しく震わせる。 １９６０年代の後半には東京湾の汚染が進み、 横須賀と木更津を結ぶ線の外側に出なければ 釣れなくなってしまったらしい。その白鱚が 再び戻って来たのかと思うと、嬉しさも一入。

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	丸太鮠 （まるたはや） …って書いておきながら、あまりマルタハヤ とは呼ばないなぁ…。マルタッパヤと訛るか 単にマルタだなぁ…。標準和名もマルタだし。 川魚と言う印象が強いウグイの仲間だけれど、 汽水域を中心に海域まで回遊しているらしい。 たまに40cm近いものが打上げられていたり、 数cmほどの幼魚が水面を泳いでいたりする。

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	名称未設定１ （なまえわからず） 尾鰭や背鰭の模様からすると、ヒメジの類と 思われる。背鰭も２つあるし。けれど下顎に あるはずの髭には気が付かなかった。それを 確認するまでは名称未設定にしておこう…と 思いながらもう８年。まだ見つからない…。

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